野口整体とトルーレイキ

 

健康教室 エネルギー過剰は病気を招く

2018年11月02日

健康(維持)という摩訶(まか)不思議な言葉

  現代は健康ブームです。何々を食べたら良い(食べてはいけない)、運動することは不可欠など、様々な健康維持に対する考え方があります。
  しかし、健康のために「・・・」をするという考え方は、非常に不自然であり、矛盾した考え方ではないでしょうか。
  人間(動物)は、本来、健康であるようにつくられており、体のバランスが壊れたときでも、それを元に戻す力(機能)が備わっています。それなのに、何故健康を求めて不自然な努力をするのでしょう。
  確かに、深刻な病気で悩んでいる人はいます(私自身、その一人でした)。
  体に異変があると、体はそれを私達に警告してくれます。痛みなどは、極めて露骨な警告の例です。
  しかし、体の感度が鈍っていると、その警告に気づかず、体に異変が生じる状態を継続させます
  その結果、簡単に快復できない異常を体に生じさせてしまいます。これが深刻な病気の本質(実態)です。
  要するに、私達は、本来は防げる事態を不注意(無知を含む)で自ら招いているのです。
  重要なことは、健康食や健康法などより、体の感受性を高めておくことです。そうすれば、体に異常が生じても、それに気づいて直ぐに快復させられます。

  実際の処、体の感受性に対する最大の天敵はお医者さんなのです。
  例えば、下痢をすると医者から下痢止めの薬をもらい、下痢を治す人がいます。しかし、下痢は体の掃除です。従って、無理に下痢を止めれば、体内に毒素が溜まります。
  また、発熱すれば医者に解熱剤をもらって熱を下げる人がいます。しかし、発熱は体の(殺菌)消毒です。従って、無理に熱を下げれば、体内でくすぶり続く可能性があり、また汗による毒素の排泄も不完全になります。
  このような行為は、体の感受性を下げて、鈍い体にしてしまいます。

  同様に、たくさん食べることも体を鈍くさせる要因です。また、たくさん食べ続けると満腹中枢がマヒして、お腹一杯という感覚が無くなるので、食べ過ぎてしまいます。
  このたくさん食べる(栄養素をたくさん摂る)ことを支持(主張)しているのが、お医者さんであり、栄養士の皆さんです。
  これらの行為は、(これだけではありませんが)すべて体を鈍くします。
  従いまして、医者に頼れば頼るほど病気に近くなると言わざるを得ないのです。
  (拙著「なぜ医者の治療を受けると早死にするのか」の内容の背景にはこのようなことも含まれています。)

  体の感受性を保つ有効な方法が少食です。
  前置きが長くなりましたが、今回は前回の続きで、多食が病気を招くことをエネルギーの視点から説明します。

エネルギーバランスの重要性

  三大栄素養であるタンパク質、脂肪、糖質(炭水化物)の役割は、大きく分けて2つあります。
  一つは、体の構成物質をつくる材料
  もう一つは、エネルギー産生です。(どちらも必要な量だけつくることが肝要です。)
  但し、糖質には体の材料としての役割はありません。
  ところが、西洋医学は、エネルギー過剰産生の問題点を軽視しがちです。はっきり言えば無視しています。
  私達は、基本的に食べ過ぎです。だから太るのです。
  しかし、食べ過ぎは、エネルギー源である脂肪の産生だけでなく、エネルギーの過剰産生を招きます
  そして、このエネルギー過剰が、現代社会で多くの病気を招く原因になっています。

トルーレイキ法

エネルギー保存則

  自然界の動物は、生きるために体を使います。自然界では、動物は、体を必要に応じて動かすことが生きていくための絶対条件です。そのために必要な量だけ捕食します。
  これに対して、現代人はどうでしょう。
  現代の私達は、自動車などの乗り物を使って、余り歩かなくなりました。
  また、肉体を使う仕事が少なくなり、椅子に座ったままの仕事が多くなっています。
  ところが、私達の食事量は減ったわけではありません。むしろ増えている状態です。
  その結果、現代人は、産生したエネルギーを体(筋肉)で充分消費出来ずに、余ったエネルギーを脳で消費せざるを得なくなっているのです。
  しかし、産生したエネルギーを主に体(筋肉)で使うか大脳で使うかの違いはあっても、エネルギー保存則は満たされなければなりません。
  つまり、
   自然界の動物 = 産生したエネルギーを主に体で消費
   現代人      = 産生したエネルギーを主に脳で消費

過剰エネルギーは体を破壊する

  問題は、過剰なエネルギーを大脳で消費する仕方にあります。
  大脳による一番効率的なエネルギー消費方法は、感情を爆発させることです。
  この場合、周りの人々に被害を与えますが、本人はエネルギーも放出してすっきり出来ます。
  しかし、貯まったエネルギーを一気に、あるいは小出しに放出できない人は、エネルギーを貯め込み、感情を鬱積(うっせき)させていきます
  要するに、ストレスを貯め込みます。

トルーレイキ療法

  この過剰エネルギーは逐次(ちくじ)放出できなければ、よどんだ感情が蓄積されていきます。そして時間が経つと、体に影響が出てきます。それが背骨の直ぐ左側に現れる感情線という異常です。
  この感情線の位置によって、対応する内臓の異常が分かります。
  感情線は、背骨を通っている交感神経の神経根付近の異常と考えられます。
  多いのは胃や腎臓などの異常ですが、感情線の異常が現れている時点で、対応する臓器にある程度の(慢性炎症による)損傷があります。

ヒポクラテスの格言

  ヒポクラテスは、紀元前400年前後のギリシャで活躍した(世界最古の)医者です。
  ヒポクラテスは、野草を利用した治療法を考案した人で、西洋ハーブの生みの親といって良いでしょう。
  二一世紀は、植物栄養素(ファイトケミカル)の時代になるはずなので、ヒポクラテスは再評価されるべき人です。
  そのヒポクラテスも少食を勧めています。

  それにしても、ヒポクラテスの以下の格言は、現代でも通用する、色あせない至言ばかりで、本当に感心させられます。
  特に、10.の「病人の概念は存在しても、病気の概念は存在しない。」は、トルーレイキ療法場の医学)の病気のとらえ方そのものであり、驚かされます。現代のお医者さんに聞かせたい言葉ですが、彼らは、その意味を理解せずにせせら笑うだけかもしれません。
  病名をつければ、無数に病気は存在します。しかし場の医学の立場では、病気は体の乱れ(長期的な血流障害)の結果であり、その結果生じる体の状態(慢性炎症など)です。それを様々な病名で呼んでいるだけです。

  また、8.の「人間は、誰でも体の中に百人の名医を持っている。」は名言です。
  当時は、自己(自然)治癒力(ちゆりょく)という言葉がなかったので、現代風に書きますと、以下のようになります。
  人間は、誰でも体の中に世界一の名医(自己治癒力)を持っている

ヒポクラテスの格言
 1.火食は過食に通じる。
 2.満腹が原因の病気は、空腹によって治る
 3.月に一回断食をすれば、病気にならない
 4.汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とすべし。
 5.人間は自然から遠ざかるほど、病気に近づく。
 6.病気は食事療法と運動によって治せる。
 7.食物で治せない病気は、医者でも治せない。
 8.人間は、誰でも体の中に百人の名医を持っている。
 9.賢人は、健康が人間最大の喜びだと考えるべき。
10.病人の概念は存在しても、病気の概念は存在しない。
11.健全なる体を心掛ける者は、完全なる排泄を心掛けねばならない。
12.食物について知らない人が、人の病気について理解できるだろうか。
13.人間が自然のままの状態で自然の中で生活をすれば、120歳まで生きられる。
14.病人に食事をさせると病気を養う事になるが、食事をさせなければ病気は早く治る
15.病気は、人間が自らの力で自然に治すものであり、医者は治すのを手助けするものである。

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