トルーレイキ法

 

臼井霊気療法

 

 ここは、「気に関心のある人達」のインフォメーションサイトです。現在のレイキ法は、すべて、宗教とは全く無関係としていますが、実際には、宗教と同じような概念を使い、宗教と同じようなことを言っていることは否定できません。宗教を否定するつもりは毛頭ありませんが、本来の臼井霊気療法は、明確な概念と原理・原則を持った、大変実利的なものです。*1)

 絶対零度でない限り、あらゆる物質は電磁波:レイキを発しますが、私たちが対象にしているレイキは、主に人体の発するレイキ(気)及び体内のレイキ(気)です。「癒しはレイキ(高次元の波動)を中継して行い、自己のエネルギ-は使わない」などという説明を真に受けてしまいますと、自己の研鑽が出来ません。そのため、10年、20年と無為に時間を費やしてしまうことになります(不幸にして、そのような方が多数いらっしゃいます)。なお、癒しは、自己のレイキを利用して、癒し対象者のレイキを最大限に活用することによって行います。

 自分の身体は、天からくるレイキの通路(回路)であるという考え方には非常に無理があります。頭頂で強くレイキを感じることは当然のことで、理解できますが、慣れてくれば、全身で感じ、さらに脚を通じて地から上がって来るレイキを非常に強く感じるようになるでしょう。上から下に流れるレイキより、下から上に流れるレイキの方が圧倒的に強く感じるようになるはずです。もちろん、本来の臼井霊気療法にもレイキの回路などと言う発想はありませんでした。このような発想は、臼井霊気療法に対する無知などから来ているのではないでしょうか。無理に「気」と「レイキ」を区別する理由はありません。そもそも霊気とは気のことです。気は、修行法や実践の段階が異なれば、(感じる気の)質も違いが生じます。また、レイキは、体内と体外では質が全く違うことを認識すべきです。伝授により、初代の臼井先生から伝えられたエネルギー系統をビジネスの種にしているところが少なくありませんが、そのようなものを本当に信じている人がいるとすれば、残念ながら見当違いも甚だしいと言わざるを得ません。

 臼井霊気療法では、左手でエネルギーを補給し、右手で手当することが基本でした(これが適切であるかどうかは、ここでは議論しません)。これは、古神道に通じるものがあります。合掌呼吸は、左手と右手を合わせて行いますが、この接触している両手を離して、左手を天に、右手を患者に接触した形になります。一方、野口整体では、合掌した手の間に患者の体(の一部)を挟む形をとり、いずれも合掌呼吸の変形と考えることもできますが、霊術の考え方が基本にあります(臼井霊気療法は古神道的な霊術の影響が大きいと言えます)。

 戦前の霊術家達の多くは、科学や医学に通じていました。当時の著書*2)を見ますと、疑問を感じる部分はありますが、当時としては、それなりの知識人であったろうことが分かります。 それに比べますと、現代のレイキ法の概念や説明には、正直なところ、頭を抱え込まざるを得ません(質はともかく誠実さを感じる著書も希にあります)。科学や医学の用語を用いなければ、レイキ法以外の知識が無くてもあまり問題はないでしょう。しかし、波動、共鳴、DNA、遺伝子など、科学の言葉が定義できない意味合いで用いられているために、実際には意味不明の叫びになっています。例えば、慣用句のようによく使われる言葉に、「波動と波動が共鳴して・・・」などがありますが、このようなことは、オカルトの世界でもない限り、あり得ません。レイキ法の原理が分からないために、科学などの用語で補おうとする試みは理解できますが、しかしそれには、レイキ法の原理を理解する以上の努力が必要です。気を扱う以上、霊術、ヨーガ、気功、古神道などの専門家と意見の交換が出来るはずですが、それには、やはりレイキ法の基本的な原理・原則を理解しておく必要があります。残念ながら、現在のレイキ法の世界がそのような環境になるにはまだまだ年月が必要だろうと思います。

 そのため、本サイトは、次代を担う人々の啓蒙を目的の一つにしています。ただ、現代のレイキ法で活動しておられる方々にできるだけご迷惑をおかけしないようにしたいと思っていますので、臼井霊気療法及びトルーレイキ法について説明するのは少し期間をおいてからにする予定です(セミナーでは説明しています)。当面、これからの世代の方に、徐々に臼井霊気療法の本質と有効性、さらにその先にあるものを理解して頂くことを願っています。


1) (表現が適切かどうかは別にして)霊的な感覚を決して否定しているわけではありません。自己の身体が完全なレイキ体になっていく過程で、見えないものが見えたり、聞こえない声が聞こえたりすることがあるかも知れません。私の場合、見える経験は何度もありました。また、声が聞こえる経験はありませんが、突然、何の脈絡もなくひらめくことはありました。また、確率的に極めて希な出来事にも出会った経験もあります。そこから、宗教的な方向に走るのは理解できますが、そのような経験をする人は、決して多くはないはずです。そして、大地に根を張り、現実の問題点(例えば、病で苦しむ人々)を考えると、また、実際に治せることが分かると、何もせず、抽象的な言葉を叫んでいるだけで満足するわけにはいかなくなります。私自身、決して積極的な人間ではありませんが、何かを変えようとすれば、自分自身を変えるところから始めなければなりません。宇宙(エネルギー)に意識を向けるのも良いかもしれませんが、現実の世界では、心も含めて、現実の努力が必要だろうと思います。

2) 心霊治療秘書、渡辺籐交、大正2年
  太霊道及霊子術講授録、田中守平、大正五年
  霊学講座、松本道別、昭和2年
  平田式心療法、平田内蔵吉、滝浦文弥 共著、1930年
  富田流手あて療法、富田魁二、昭和7年
  觸手中心健康法全集、平田内蔵吉、昭和八年 
  など

トルーレイキ法
臼井霊気療法 レイキ