肝臓の不調と病気 |
肝臓の役割

肝臓は人体最大の臓器。
肝臓は化学工場。
1.代謝(栄養素を体が利用できる形に分解合成すること)を行う。
タンパク質の合成、脂肪酸の合成、分解、コレステロ−ルや胆汁酸の合成。
尿素の合成(アンモニアなどの無毒化)。
2.貯蔵
ブドウ糖をグリコ−ゲンとして蓄える(エネルギー貯蔵)、 各種ビタミンを蓄える。
血液の貯蔵と供給。
3.解毒(有害物質を水溶性に変え、尿や胆汁に排泄)
アルコ−ル(90%)、薬などの有害物質を解毒。
4.血糖値の調節
血糖値が低下 ⇒ グリコ−ゲン分解 ⇒ ブドウ糖 ⇒ 血糖値上昇
5.体温調節
代謝が活発 ⇒ 熱の発生量大(全発熱量の12%)
肝臓障害の原因
1.量の摂り過ぎ(食べ過ぎ): 過剰な栄養を処理するために肝臓がフル回転
長期化 ⇒ 肝臓疲労 ⇒ 慢性炎症(肝炎)
2.質の摂り過ぎ
アルコール(アルコール性肝障害): 脂肪を溶解・蛋白を変性 ⇒ 細胞を劣化させる
アルコールの代謝 ⇒ アセトアルデヒド ⇒ 肝臓を線維化 ⇒ 肝硬変
油物(フライ・てんぷら・スナック菓子等): 分解に手間取る ⇒ 肝臓疲労
薬、食品添加物、農薬など: 解毒・排出作業が必要 ⇒ 肝臓疲労
多くは交感神経を緊張 ⇒ 肝臓疲労
3.ストレス、睡眠不足、夜更かし
多くの場合、交感神経緊張 ⇒ 肝臓疲労
活動エネルギー生産が続く ⇒ 肝臓疲労
老廃物増加・その処理増加 ⇒ 肝臓疲労
4.ウイルス
日本ではウイルス性の肝炎が8割を占める
肝臓障害は臓器全体に影響
各内臓から心臓に戻る血液は肝臓を通る ⇒ 栄養分の貯蔵、老廃物の分解

肝臓の血流悪化 ⇒ 内臓でうっ血・機能低下 ⇒ うっ血が全身に ⇒ 疲労感などの症状
老廃物の処理能力低下も各臓器に悪影響

肝臓疲労の症状
疲労・倦怠感: 朝から疲れている(だるい)
食欲が無い、熟睡できない(眠りが浅い)、吐き気がする。
肝臓障害の確認法

右肋骨下の角付近が肝臓の急所になります(右図参照)。
肝臓に異常があると、この部分を押せば痛みます。
寝るときに、この部分に指を当てて寝て下さい。
5分位は当てている必要があります。
少し時間がかかりますが、改善します。
体には世界一の名医がいる
(免疫力を含む)自然治癒力が真の医者。
下痢 体の掃除・排泄
発熱 体の殺菌・排毒
痛み 警告・生きている証(感謝)、 悲鳴(断末魔の声)
自然治癒力が体を修復する(名医)。この名医を助けることが真の医療。