トルーレイキ法

 

夏バテ

2011年08月11日

汗とクーラー

  8月も中旬に入りましたが、これからよく起こるのが夏バテです。熱さのツケがでる時期であるわけです。夏バテする人の割合は減少していると思いますが、現代の夏バテは、冷房の影響が大きい点に特徴があります。冷房の効いた快適な生活環境に慣れてしまったために、熱さに身体が追随できなくなって、夏バテを起こす傾向が強いと考えています。つまり、涼しい室内と暑い室外の温度差に身体が対応できずに身体の変調をきたすわけです。本来、冷房の普及によって、夏バテという現象は無くなっても良いはずですが、熱さに対する抵抗力が下がっていることが原因だろうと思います。

  具体的には自律神経の乱れです。その結果、睡眠不足、食欲不振(胃のもたれ)、疲れ・だるさ・無気力感、めまいなどの体調不良を生じます。

  身体の歪みで説明しますと、一般に、8月の中旬までは左の骨盤が開いていきますので、一年で一番骨盤の開いている時期になります。従って、動作も遅く、やる気の起きにくい時期です。これに、胃の不調が加わったものが夏バテと考えられます。この場合、右の骨盤が下がっています。

  対応策は、自律神経を整えることです。左の骨盤を閉め、右の骨盤を上げればよいわけですが、胃の不調が関係していますので右の骨盤は上がりにくい傾向があります。処方箋はありますが、少し専門的になるので省略させていただきます。個人的には、夏バテを無理に治す必要はないと思っています。生活環境は常に変化しているわけですから、身体もそれに応じて変化する必要があります。身体が変化に対応しきれないときに、身体に変調が起きるわけですから、その身体の要求に応じた対応をすべきです。

  一般に、食欲不振は病気ではなく身体を整えるチャンスですので、体力を過度に必要とする職業でない限り、無理に食べようとか体力をつける努力は不要です。食べたくなければ食べる必要はありません。胃や肝臓が疲れていれば休ませれば良いのです(一般に、夏は肝臓が元気になる季節です)。身体の要求に従わず、固定観念に縛られて、決まった時間に決まった量の食事をすることは、かえって身体を損なうことになります。

トルーレイキ法
健康(回復)法