健康教室 自律神経 |
体内は自律神経が調整
自律神経(植物神経)
トルーレイキ療法は自律神経を整えますが、自律神経は交感神経と副交感神経からなります。
その役割は、内臓、腺、血管などの支配・調節です。
体内環境を一定に保ち(恒常性)、生命を維持する働きをします。
基本的に、交感神経と副交感神経は、相補的な役割(アクセルとブレーキの役割)を果たします。
行動から見ますと、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキの役割を果たしますが、多くの内臓では、副交感神経がアクセル、交感神経がブレーキの役割を果たします。
心臓などの循環器系は、行動と連動していますので交感神経がアクセルの役割を果たします。
また、意志に関係なく、自律的に働きますので、植物神経とも呼ばれます。
交感神経
主に昼間に活性化しています(交感神経は働くための神経、活動するための神経です)。
脳や身体が活発に活動しているときは、交感神経が活性化しています(交感神経優位の状態)。
交感神経が活性化しますと、以下の体内調整が行われます。
1.消化、吸収、代謝、排泄機能を抑制する
2.必要な血液を筋肉と脳に集中させる(血管系の血流の配分は交感神経が決定します)
また、交感神経優位の状態では、顆粒球(寿命2〜3日、54〜60%)が増加します。
顆粒球は死滅後、正常細胞をガン細胞に変える働きのある活性酸素をばらまきます。
副交感神経
主に夜間に活性化しています(副交感神経は休むための神経です)。
リラックスした状態では副交感神経が活性化しています(副交感神経優位の状態)。
副交感神経優位の状態では、腸などの働きが活発になります。また、リンパ球(寿命1週間余、35〜41%)が増えます。
元々、生物は副交感神経だけでした(外敵がいなかった?)。獲物を消化し、吸収、代謝の後、排出して生活していましたが、陸生動物になって交感神経が必要になったと考えられています。今でも、魚類は副交感神経だけです。
肉食系人間は交感神経優位、草食系人間は副交感神経優位の生活をしているといえるかもしれません。
万病は自律神経の異常
臓器の多くは交感神経と副交感神経の両方に支配(二重支配)されています。
従って、自律神経に異常が生じますと、対応する臓器に影響しますので、自律神経の異常が継続すると臓器に異変が起こることになります。