レイキヒーリング

 

レイキ法雑感 - レイキヒーリング

 

現代のレイキは相手から悪いものをもらわないか?

  気を取り直して、上の問いを考えます。当然のことですが、答えは否です。

  臼井霊気療法を実践していれば、相手から悪いものをもらうことは決してありません。
  しかし、現代のレイキではもらいます。言葉で、いくら「レイキは自分の身体を通路として利用するだけだから、相手から悪いものをもらうはずがない」と説明しても(この説明自体に大変無理がありますが)、性質の違う話ですから当然もらうことがあります。あるいは「レイキはクリアなエネルギーだからもらわない。」と考えている人も同じです。全く関係のない話です。

  もらわないと考えている人は、そのような手当をしたことがないか、感じる能力がないか、あるいはその両方ということになります。実際、手当をしていて、相手の強烈な痛みなどを感じた人は少なくないでしょう。特に、相手が怒りなど不安定な感情に陥っているときにもらいやすくなります。

  では、なぜもらうのでしょう。

  それは、相手に呼吸を合わせているからです。本人にそのつもりがなくとも、「レイキの通路」などというつまらない考えにとりつかれていたり、「ぽかーん」としていますと、いつの間にか相手の呼吸に合わせるようになってしまいます。特に、相手が強烈な意識を持っている場合はそうなりやすいと言えます。別な言い方をしますと、レイキ法の基本である複式呼吸をしていないから相手に引きずられてしまうのです。

  臼井霊気療法は、精神集中をしますのでそのようなことはありません。慣れれば、意識を集中している感覚がなくなりますが、相手に取り込まれるようなことはありません。あり得ないのです。それを、方法論を忘れて、その方法論の結果だけ説明しても矛盾だらけになってしまいます。いうまでもないことですが、現代のレイキに臼井霊気療法が有する様々な効能はありません

  そもそも、(現代風に手当の代わりにヒーリングという言葉を使いますと)本来のレイキ法におけるヒーリングは、相手の呼吸を自分の呼吸に合わせるように(自然に誘導)します。それができない人は(少なくともレイキ法の)ヒーリングという言葉を使うべきではありません。いわんや、自分の呼吸を相手に合わしてしまうようでは話になりません。ただ、レイキの基本を知らずにこのようなメカニズムを理解しているはずはないでしょうし、レイキの通路やクリヤなエネルギーなどの説明を真に受けているわけですから、やむを得ない面はあります。

  普通、レイキヒーリングをすれば、すぐに相手はコックリコックリし始めます。相手が寝てこそヒーリングであり、トルーレイキ(療)法のヒーリングではそれが当たり前です。ヒーリングされる方の意識がしっかりとしていて、終わった後、ああ気持ちよかったということはあるかもしれませんが、ヒーリングのレベルとしては如何なものでしょうか。気持ちのリフレッシュはできるかもしれませんが、身体のリフレッシュ(回復)はあまり望めないと思います。少なくとも、トルーレイキ(療)法の立場では些か寂しいといわざるをえません。

邪気(じゃき)
  なお、悪い気のことを「邪気(じゃき)」というおどろおどろしい名前で呼ぶことがありますが、邪気とは、「病気の原因」の意味です。英語では、poison(毒)と訳されています。

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