場の医学と野口療法

  

場の医学(日本医学)と西洋医学

場の医学(日本医学)は西洋医学の未来像

 場などという言葉を使うと、たいていの人は強い違和感をもたれると思います。そして西洋医学とは似ても似つかない怪しげな分野のように思われるのではないでしょうか。
 しかし、治療法を除けば、場の医学(日本医学)の考え方は西洋医学そのものです。正確には、一〇年位後に西洋医学で常識になるであろう考え方が場の医学(日本医学)であると考えています。
 場の医学(日本医学)の変え方を具体的に述べると以下のようになります。、

 1.様々な環境変化(刺激)に対する体の適応を促すのがストレスですが、その主役となる臓器が副腎です。
 2.副腎によって、体は様々な状態(興奮状態、休息状態など)になります。
 3.副腎にそのような指令を与えるのが脳(視床下部)であり、その連絡網が自律神経になります。
 4.従って、病気のカギは副腎の状態にあります。
 5.つまり、副腎が正常に機能していれば健康は維持され、副腎の機能が低下すれば病気になります
 6.副腎の機能低下を招く主因がストレスの継続、つまり血流障害の継続であり、その結果生じる現象が炎症になります。そして炎症の延長が各種の病気です。

 このような考え方は、西洋医学に従えば、自明のことに思えるのですが、医療の現場では、このような認識が不足しているようです。だからこそ、現代医療が成立しているとも言えるのですが、結果として、病気の本質を見誤っています。そのために、多くの悲劇を招いているのです。

万病はストレスが原因

 拙著「血液のめぐりを良くすればストレスは解消できる」で詳しく説明しましたが、ストレス、血流障害、炎症、病気、副腎の関係は以下のようになります。

 1.病気は慢性炎症およびその結果です(例えば、各種の内臓病、生活習慣病など)。
 2.慢性炎症は長期的な血流障害のある部位で発生します。
 3.長期的なストレスは長期的な血流障害を招きます。
 4.つまり、ストレスは自律神経の一部を緊張させます。
 5.そして自律神経の変化に対応するのが副腎です。つまり、ストレスに対応する臓器は副腎になります。

 結局、ストレスが自律神経のバランスを乱れさせて血流障害を生じ、その長期化が慢性炎症を発生させて病気を招きます

健康維持のカギは副腎にある

 別項で詳しく説明しますが、ストレスに対処する臓器は副腎です(胸腺などの免疫系も副腎の影響を受けます)。
 ストレスが続くとストレスに対処する副腎の働きが弱ってきます。そのため、体がストレスに負けて様々な症状や病気を生じるようになります。
 逆に言えば、副腎の働きが弱いと病気になりやすいと言えます。
 例えば、現代人は厳しい環境で育った昔の人のように副腎が十分に発達していないように思います。
 そのため、うつ病などの精神的疾患、自律神経障害、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状などが激増しているわけです(切れやすい人が増えた原因も副腎の弱い人が増えたことにあると考えています)。
 実際、これらの症状を示す人は例外なく副腎が弱っています。従って、副腎を快復させればうつ病なども治ります
 ところが、西洋医学の専門家は、うつ病などは脳の疾患であるとして、脳にばかり注目します(例えば、海馬の損傷)。そのため、病気はなかなか治らないわけです。逆に多種類の薬を与えられて治る見込みのない状態に追いやれる傾向があります。
 そもそも、たくさんの薬を服用させること自体、有効な薬が皆無であることを示しています
 このように、一般の方の医学に対する信頼は虚構の上に成り立っています。
 現代医療が有益であることを否定するつもりはありませんが、現代の医療が病気を増やし続ける存在であることも否定できないのです。その理由の一つは、先に説明しましたように、現代の医療が病気と正面から向き合えないことにあります。

トルーレイキ療法